タンパベイ・デビルレイズの 野茂英雄が、19日の対ニューヨーク・ヤンキース戦に先発、
5回と2/3を投げて6安打1失点と好投し今季2勝目を挙げた。
これで野茂は日米通算200勝まであと2勝となった。
今季はキャンプ当初マイナー契約でスプリングキャンプに参加、
オープン戦もイマイチ芳しくなく、開幕 メジャーも危ぶまれていたが、
いざ始まってみるとさすがは「Hideo Nomo」!
もうすっかり メジャーの貫禄漂ってます。
今や メジャーでプレーする日本人プレーヤーは13人、
マイナーも入れると実に16人のプレーヤーがアメリカでプレーしている。
日本人メジャーリーガー第1号の村上雅則以降、
先日 メジャー昇格を果たした 中村紀洋まで、
実に24人の日本人プレーヤーが メジャーでプレーしたことになる。
94年オフに野茂と近鉄との間で起用方法などを巡り契約交渉が決裂、
すったもんだの末 ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した訳だが、
そもそもこの事件がもしなかったら、
これほど多くの日本人メジャーリーガーは誕生していなかったのではないか?
野茂の メジャー移籍がなければ、日本人にとって メジャーは遠い存在のままだったであろう。
(ただしメジャーキャンプ留学中にスカウトされ一時的にトレードされた村上雅則と 柏田貴史と、
日本のプロ野球を経ずに メジャー入りしたマック鈴木と 多田野数人はちょっと事情が違うかも知れないが…)
野茂が日本人メジャーリーガーの門戸を開いたと言えば大袈裟かも知れないが、
少なくとも何らかの切っ掛けにはなったはずだ。
日本ではFA制度に続いて「ポスティングシステム」なる不可解な制度ができ、
アメリカでは野茂の活躍により 長谷川滋利、伊良部秀輝、 吉井理人…
と続々 メジャー各球団が日本人プレーヤーに触手を伸ばすようになった。
確かにかつての豪快なトルネードから繰り出す速球とフォークボールで、
メジャーの強打者相手にバッタバッタと三振の山を築くというような姿は影をひそめ、
さらに最近では イチローや 松井秀喜の方に注目が集まり、若干影が薄い感があるが、
多くを語らず黙々とプロの仕事をこなす野茂の姿は素晴らしい!
あと2勝で日米通算200勝の金字塔。
素晴らしい記録であることは間違いないのだが、
でもその時が来ても メジャーで2度のノーヒットノーランを達成した男はきっとこう言うだろう。
「ただ自分の仕事をするだけなので…、数字は関係ないです」



